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モバイル決済とは?種類やメリット・注意点などを解説!
![モバイル決済をする手元](https://shimatomo.com/column/wp-content/uploads/2023/01/image3-1.jpg)
モバイル決済を導入する際は、得られる恩恵や運用後の注意点などを理解しておかなければ、期待する効果を得られない恐れがあります。そこで本記事では、モバイル決済の種類やメリット・注意点について解説します。
モバイル決済は種類によって、店舗・ユーザーの利便性が異なるため、基本的な部分から理解を深めていきましょう。ひととおり目を通せば、モバイル決済が店舗の経営方法・方針にマッチしているか、今後の目標(売上や集客など)を達成できるか、などを理解できます。
モバイル決済とは
モバイル決済とは、携帯端末(スマートフォンやスマートウォッチなど)で支払いを済ませられる決済サービスです。クレジットカード・電子マネーを携帯端末と連携させることで、ユーザーは現金を使わずに決済できます。
モバイル決済の種類
![モバイル決済で会計をする様子](https://shimatomo.com/column/wp-content/uploads/2023/01/image1-1.jpg)
モバイル決済には、QRコード決済・非接触決済の2種類があります。それぞれ利便性や特徴が異なるため、導入時は違いを理解しておきましょう。
QRコード決済(モバイルアプリ決済)
QRコード決済(モバイルアプリ決済)とは、QRコードをスマートフォンのカメラなどで読み取ることにより、支払いが済ませられる決済方法です。QRコード決済の仕組みを簡単に見ていきましょう。
<QRコード決済の仕組み>
- ユーザーはQRコード決済アプリにお金をチャージ(もしくはクレジットカード登録)
- QRコードを読み取る
- QRコード決済会社で決済処理が行われる
- 店舗側に購入代金が入金される
また、QRコード決済には支払い方法が2種類あるため、それぞれの違いについても解説します。
<QRコード決済の支払い方法>
- ストアスキャン:ユーザーに提示されるQRコードを店舗側が読み取る
- ユーザースキャン:店舗側が提示するQRコードをユーザーが読み取る
ストアスキャンは、クレジットカードのようなイメージで決済が行われます。一方、ユーザースキャンの場合は、ユーザーが購入金額を入力し、支払いを済ませなければなりません。店舗側は紙に印刷したQRコードを用意するだけで済みますが、ユーザーの手間は増えてしまいます。
非接触決済(モバイルIC決済)
非接触決済(モバイルIC決済)とは、携帯端末を決済用の端末にかざすだけで支払いが済ませられる決済方法です。非接触決済の仕組みを簡単に見ていきましょう。
<非接触決済の仕組み>
- ユーザーは携帯端末にお金をチャージ(もしくはクレジットカードや銀行口座と連携)
- 決済用端末に携帯端末をかざす
- 決済処理が行われる
- 店舗側に購入代金が入金される
現金の受け渡しがなく、携帯端末をかざすだけなので、レジでのやり取りが簡略化される決済方法です。
モバイル決済を導入するメリット
![飲食店でモバイル決済をする女性](https://shimatomo.com/column/wp-content/uploads/2023/01/image2-1.jpg)
モバイル決済を導入する3つのメリットについて解説します。自社の店舗で導入すべきかどうか、以下のメリットから判断してみましょう。
売上拡大が見込める
モバイル決済を導入することで、以下の2つの要因から売上拡大が見込めます。
<売上拡大の主な要因>
- ユーザーニーズに応えられる
- モバイル決済事業者のキャンペーンによる集客効果
経済産業省の調査によれば、キャッシュレス決済比率は32.5%(2021年時点)です。「現金を持ち歩きたくない」「簡単に支払いを済ませたい」などのユーザーニーズに応えられれば、集客率アップによる売上増に期待できます。
※出典:経済産業省
さらに、モバイル決済事業者では、利用者増を目的としたキャンペーンも実施されます。自社独自のキャンペーンを打ち出すことなく、集客効果&売上アップが狙えるのも大きなメリットです。
レジ業務や経理・処理作業が効率化される
モバイル決済の導入は、レジ業務や経理・処理作業などの効率化にも期待できます。
<業務効率化の主な要因>
- 現金を扱わないため、支払いにかかる時間を短縮
- 売上情報をデータ化することで、売上や在庫管理などの作業を効率化
- 会計システムとの連携により、伝票入力や書類作成にかかる時間を短縮
モバイル決済では現金を扱わないため「おつりを渡す」「現金を数える」などの手間がかかりません。そのため、レジ業務の時間短縮効果に期待できます。
また、モバイル決済は情報を管理するアプリや会計システムとの連携も可能です。各情報を自動的にデータ化することで、アナログ的な会計処理は必要ありません。会計処理の作業効率化・時間短縮によって、コア業務へ集中できるメリットもあります。
ターゲット顧客層が広がる
「売上拡大が見込める」でも解説したように、モバイル決済はユーザーニーズに応えられる決済方法の一つなので、新たな顧客層獲得に期待できます。モバイル決済を含め、キャッシュレス決済の利用者は年々増加中です。
支払い方法の選択肢が多いほどユーザーの利便性は高くなり、商品・サービスを購入しやすくなります。つまり、これまで逃してきたモバイル決済ユーザーを獲得できる可能性は高まり、売上アップも見込まれます。
モバイル決済導入の注意点
![モバイル決済端末で決済する様子](https://shimatomo.com/column/wp-content/uploads/2023/01/image4-1.jpg)
モバイル決済導入時は、ランニングコストや機器トラブルなどの注意点があることも頭に入れておきましょう。各注意点を次項から解説するので、導入前にチェックしてみてください。
手数料がかかる
モバイル決済導入時は、決済端末やシステムを提供する業者に手数料を支払わなければなりません。手数料の割合は業者によって差があるものの、およそ1.9~3.7%(支払いに応じてかかる)です。
ただし、経済産業省の調査によれば、ほかのキャッシュレス決済に比べ、モバイル決済の手数料は低い傾向にあります。ほかのキャッシュレス決済は手数料3%前後で推移していますが、モバイル決済は3%以下がメインです。
※出典:経済産業省 キャッシュレス決済 実態調査アンケート
ランニングコストを考えると、モバイル決済は導入・運用しやすいキャッシュレス決済といえます。
通信障害などのトラブル時は利用できない
モバイル決済は通信障害や停電などのトラブルが起きると、インターネット通信を介した決済処理を行えないため利用できません。ユーザー側の端末でトラブルが起きている場合も同様、決済処理できず販売機会を逃す可能性があります。
ただし、QRコード決済の「ユーザースキャン」であれば、環境に関係なく決済処理が行えます。ユーザースキャンは印刷したQRコードを設置するだけなので、店舗にトラブルが起きたとしても決済処理が可能です。
モバイル決済導入時は有事の際の状況も考慮し、支払い方法を複数用意することも検討しましょう。
高額な金額でも安心して決済できる「SUIクレジットサービス」を検討してみては?
一般的なモバイル決済には、1回の決済できる利用できる上限額が定められています。「高額な商品を購入したい「毎日たくさんの買い物をする」といった場合は、ぜひ「SUIクレジットサービス」の利用をご検討ください。SUIクレジットサービスでは、クレジットカード決済の導入サービスを提供しております。
モバイル決済とは特色が異なりますが、クレジットカード決済の導入でもユーザーの選択肢を増やすことは可能です。SUIクレジットサービスの主なメリットは以下のとおりです。
<SUIクレジットサービスのメリット>
- 申し込みから最短2日で利用開始
- 不正決済を防ぐための本人確認サービスを無償提供
- 副業サイトや情報商材などを取り扱う事業者様でも申し込み可能
- 専用の管理画面で毎月の決済状況や集計なども簡単
海外の決済機関を通すことも可能なので、事業者様の幅広いニーズに対応できます。
まとめ
モバイル決済はスマートフォンなどの携帯端末を使い、簡単に支払いを済ませられる決済方法です。利用者数は年々増加しているため、ユーザーニーズに応えるためにも導入を検討してみましょう。
ただし、導入時は「モバイル決済を導入するメリット」と「モバイル決済導入の注意点」にも目を通しておいてください。期待する効果が得られるか、リスクを許容できるか、などを判断して導入に踏み切りましょう。
また、モバイル決済の導入ができない場合は「SUIクレジットサービス」もご検討ください。事業者様の幅広いニーズにお応えできる環境を整えております。