- コラム
JCBカードが使えない原因と回避策|お客様への説明の仕方までわかる!
財布を持つ必要がなく、会計もスマートに済むといったメリットから、クレジット決済を利用している人が増えています。利用者の増加により、クレジット決済に対応していたり、これからクレジット決済の導入を考えている人もいらっしゃったりするでしょう。クレジットカードはさまざまな種類がありますが、何らかの原因でJCBカードだけが利用できない場合があります。
JCBカードは、国内外で利用できる日本発行のクレジットカードです。一説にはカードの利用シェアが30%を超えるとも言われています。そんなJCBカードが使えない原因とは、一体何なのでしょうか。今回は、JCBカードが使えない5つの原因と回避法についてお伝えします。
そもそもJCBとは?
JCBは日本のクレジットカード会社で、日本で唯一の国際カードブランドです。2022年3月時点で、国内外約3,900万店で利用できます。
JCBカードは1961年、株式会社日本クレジットビューロー (Japan Credit Bureau)の設立から始まりました。現金主義だった当時、アメリカの仕組みに日本的な要素を加えながら、純国産のクレジットカードを発行しました。1981年には日本のカードとしては初めて、単独で国際ブランド展開をスタートさせました。
JCBは、口座振替制度やサイレンスシステムなど、現在では当たり前となっているサービスをいち早く開発・導入しています。
JCBカードが利用できない主な理由
日本国内を中心に世界中で利用できるJCBカードですが、何らかの原因で利用できない場合があります。なぜJCBカードが利用できないのか、その理由は主に6つです。
- 支払日に指定口座から振替ができなかったから
- 利用可能額を超えているから
- 第三者による不正利用が疑われ利用停止になっているから
- 暗証番号を間違えて入力しているから
- 通信エラーなどの障害で利用できなくなっているから
- 利用している決済代行会社がJCBからNGになっている
ひとつずつ説明していきます。
支払日に指定口座から振替ができなかったから
JCBカードは、毎月10日(土・日・祝日の場合は翌営業日)が支払日です。支払日に指定口座から振替ができなかった際、カード利用に制限がかかる場合があります。
利用可能額を超えているから
クレジットカードには利用可能額が設けられており、限度額を超えてしまうと使用できません。ショッピング枠の利用可能額は、利用者の信用情報をもとにクレジットカード会社が設定するため、同じ種類のJCBカードでも上限額が異なります。
第三者による不正利用が疑われ利用停止になっているから
不正利用を検知すると、カード利用が停止されます。第三者による不正利用が疑われ、カードが一時停止される主な例は以下のようなものです。
- 高額な金額の利用が続いている
- 同じ店で連続して何度も利用されている
- 過去の不正利用と同じ、または類似した利用がある
暗証番号を間違えて入力しているから
利用者が暗証番号を連続して入力し間違えると、安全のためにカード会社からロックがかかり、カードが使えなくなる場合があります。
通信エラーなどの障害で利用できなくなっているから
カード利用に問題がなくても、店側の通信エラーや決済端末の不具合などで利用できなくなる場合があります。また、クレジットカードの磁気ストライプやICチップの異常がある場合も利用できません。
利用している決済代行会社がJCBからNGになっている
同じJCBカードでも「他の店舗では使えたのに自分の店舗では使えない」といった報告がある場合は、JCBカードが使えないのではなく、利用している決済代行会社がJCBからNGになっている場合があります。
海外系の決済代行会社の場合、過去にトラブルがあると決済代行会社自体が利用できなくなります。そうすると、利用中の決済代行会社を経由しているカードが使えなくなるわけです。このようなケースは、決済代行会社を変えるしかありません。
JCBカードが利用できない場合の回避策
クレジットカードが利用額の上限を超えている、不正利用が疑われて利用停止になっているなど、何らかの原因でJCBカードが利用できないケースがあります。
実際JCBカードが使えないということは販売機会の損失にも繋がります。30%のシェアというところから見れば1/3の販売機会の損失になる可能性もあります。JCBカードが利用できない場合、お客様にどのように対応をすればよいのか、回避策を2つお伝えします。
別のカードの利用を勧める
JCBカードが利用できない場合は、別のカード利用を勧めます。その際「このカードは使えません。他のカードはありますか?」と伝えることもできますが、表現を工夫すると印象も変わります。
たとえば「あいにく、こちらのクレジットカードはご利用が難しいようです。恐れ入りますが、他のクレジットカードはお持ちでしょうか?」というように「あいにく」や「恐れ入りますが」などのクッション言葉を挟むとよいでしょう。
JCBカードが利用できず他のカードも持っていない場合は、現金やスマホ決済など、別の方法で支払いが可能かを確認します。その際も、クッション言葉を挟みながらクレジットカードが使えない旨と、他の支払い方法の提案を行うとよいでしょう。
クレジット代行会社自体が問題ないか確認
システム障害やアップデートなど、クレジットカード代行会社自体に問題が発生している場合があります。この場合、JCBカードに問題があるのではなく、クレジット代行会社側でトラブルが起きている可能性があるため、契約中のクレジット代行会社に確認をしてみましょう。
業種によりJCBカード側で決済を受け入れていない可能性もあります。
また、決済代行会社の過去の業績やコンプライアンス等を要因としてJCBカード側の決済の受け入れを停止している可能性もあります。
これらが原因と考えられる場合は、残念ながら決済代行会社を変更するしか解決方法はありません。
「JCBカードが使えない=JCBカードに問題がある」とだけ考えるのではなく、クレジット代行会社側に問題がないかも選択肢に入れておくと、スムーズに解決に導けます。
まとめ
JCBカードが利用できない際に考えられる5つの原因についてお伝えしました。JCBカードが利用できない理由は、支払日に振替ができなかったり、利用可能額を超えたりした場合や、不正利用の疑いで利用停止になるケースがあります。
また、JCBカードに問題があるだけではなく、利用中の決済代行会社が問題の可能性もあるのです。信用できない決済代行会社を利用したばかりに何かとトラブルが生じてしまっては、事業への影響だけでなくお客様への信頼も失ってしまいます。
そのため、決済代行会社は「信頼性」で選ぶのもポイントです。信頼性のある決済代行サービスといえば、20年の実績を持つ「SUIクレジットサービスI」を検討してみてはいかがでしょうか。
SUIクレジットサービスは、JCBカード以外にもVISAやマスターカードなど豊富なクレジットカードに対応しているので、販売機会を逃しません。なお、各カード会社と個別に契約する必要がないため、面倒な手続きをせずに複数のカードブランドを利用できます。
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