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クレジットカード決済を導入したいのに審査に通らない!?そんなときに読む記事

クレジットカード決済を導入したいのに、加盟店審査に通らずに悩まれている個人事業主や小規模事業者は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、クレジットカード決済の加盟店審査の特徴や審査内容、準備に必要なもの、審査に落ちやすいケースについてくわしく解説していきます。
また、クレジットカード決済を導入する際に便利な決済代行会社のメリットや、弊社のおすすめ決済代行サービス「SUIクレジットサービス」についてもあわせてご紹介します。
今回の記事を読めば、クレジットカード決済の加盟店審査に合格するきっかけがつかめるので、ぜひ参考にしてください。
キャッシュレスの時代、クレジットカード支払いをできるようにしておく必要性について

クレジットカード利用がスタンダードの決済手段になりつつある昨今、クレジットカード決済の導入は顧客獲得のために有効な手段の1つといえます。
実際、公正取引委員会のデータを見ても、クレジットカードによる決済額は、年々増加傾向が続いていることがわかります。
<日本国内のクレジットカードによる決済額>
- 平成28年:53兆9,265億円
- 平成29年:58兆3,711億円
- 平成30年:66兆6,877億円
- 令和元年:73兆4,311億円
- 令和2年:74兆4,576億円
※クレジットカードの取引に関する実態調査報告書−公正取引委員会
ただし、個人でクレジットカードを作成する際に審査を通過する必要があるのと同じように、クレジットカード決済を自社に導入する際にも「加盟店審査」をクリアしなければなりません。
加盟店審査には約2週間以上もの期間 がかかるため、顧客獲得の機会損失を防ぐには、できる限り早く、クレジットカード決済の導入を検討する必要があります。
クレジットカード決済の加盟店審査とは

クレジットカード決済の「加盟店審査」とは、支払い料金の未回収リスクを避けるために、決済サービス会社が導入店舗の信用度を調べることを指します。
ここでは、クレジットカード決済の加盟店審査の内容や必要なもの、審査落ちしやすい事業者の例についてくわしく見ていきましょう。
審査内容について
クレジットカードの加盟店審査では、業種や提供サービスの内容、取り扱い商品、営業年数などを確認して信用できる事業者かどうかを審査します。
また、事業責任者自身の信用情報も確認され、クレジットカード決済を利用するに値する人物かどうかも判断されます。
ただし、審査基準は、クレジットカードのブランドごとに独自に設定されており、詳細は明らかにされておりません。
審査に落ちたとしても、理由を開示されないことがほとんどなので、不利な点がないか事前に十分確認したうえで申し込む必要があります。
審査までにやること 、準備物など
では加盟店審査までに、どのような準備を済ませておくべきなのでしょうか。
加盟店審査までにやるべきことをまとめたので、1つずつ手順を確認してみてください。
<審査までにやること>
- 必要書類を準備する
- ECサイトのカート機能を準備する
(決済代行業者の中には、カートが無くても決済出来るサービスもある) - 「特定商取引法に基づく表記」を掲載する
①必要書類を準備する
クレジットカード会社の加盟店審査では、以下の書類を求められることが多いです。
<クレジットカード決済の加盟店審査で必要なもの>
- 印鑑証明書
- 資格書類
- 許可証(許認可が必要な商品を取り扱う場合)
- 登記簿謄本のコピー
- 振込先口座情報
クレジットカードブランドや取り扱い商品などによって必要書類は異なるため、くわしい内容は公式サイトで確認しておくことをおすすめします。
②ECサイトのカート機能を準備する
必要な書類がすべてそろったら、次にECサイトのカート機能を利用できる状態にしておきましょう。
サイト内に商品を掲載することはもちろん、ショッピングカートに商品を入れられる状態にして審査に申込む必要があります。
③「特定商取引法に基づく表記」を掲載する
特定商取引に該当する通信販売では、ECサイト内に「特定商取引法に基づく表記」を記載しておくことも条件とされています。
<特定商取引法に基づく表記に必要なおもな項目>
- 商品の販売価格
- 代金の支払い時期、方法
- 商品の引渡時期
- 申込み期間
- 契約の申込みの撤回又は解除についての内容
- 事業者の氏名(名称)、住所、電話番号
- 販売価格、送料等以外に購入者等が負担すべき金銭があるときには、その内容及びその額
- 電子メールによる商業広告を送る場合には、事業者の電子メールアドレス
これらはあくまで一部なので、くわしい内容を消費者庁の「特定商法取引法ガイド」で確認し、できる限り記載しておくとよいでしょう。
審査に落ちる例
クレジットカードの加盟店審査では、店舗形態や営業年数、業種、売上などを元に、支払い能力が低いまたは信用できない事業者と判断されると審査落ちしやすい傾向にあります。
では、具体的にどういう業種や事業形態の場合に審査落ちしやすいのでしょうか。
一般的に、加盟店審査では、以下の業種が審査に通りづらい(通らない)といわれています。
<審査に落ちやすい業種>
- クラウドファンディング
- 結婚相談所
- アダルトサイト
- アダルトグッズ通販
- アダルトゲーム販売
- ギャンブル的な性質がある関連サイト
- 公序良俗に反する業種(風俗店、メンズエステなど)
- 出会い系サイト
- エステ・英会話教室
- 情報商材
- 占いサイト
- ウォレットサービス
- 寄付
- FX、バイナリー、FTA
- 暗号通貨
- ファーマシー(個人輸入医薬品)
- チケット販売、金券ショップ、換金ショップ
- RMTサイト
業種だけでなく、開業したばかりで取引実績が不十分だったり、WEBサイトが用意されていなかったりする場合なども審査に不利とされています。
また「異動情報」と呼ばれる信用情報もチェックされるため、過去に3ヶ月以上の延滞や契約解除の履歴、保証会社による代位弁済、自己破産などの債務整理を行った事実が認められた場合も審査に落ちる可能性が高いです。
仮に異動情報が登録されていなかったとしても、延滞を複数回していたり、請求額のうち一部しか支払えなかったりした場合の苦情履歴が見つかると審査には通りづらくなってしまいます。
そして反社会勢力との関連チェックも行われます。
クレジットカード決済を導入する際の契約形態について
クレジットカード決済を導入する際の契約形態には、大きく分けて「直接契約」と「決済代行会社」の2種類があります。
直接契約と決済代行会社が、それぞれどのような契約形態なのか見ていきましょう。
直接契約
直接契約とは、クレジットカードのブランドのライセンス取得や加盟店審査、売上・入金などの管理を、決済代行会社を通さずに行える「アクワイアラ」と契約する方法のことです。
決済手数料など費用を抑えられるメリットがある反面、加盟するクレジットカード会社ごとに、審査や契約の手続きを行う手間がかかってしまいます。
また、クレジットカード情報や契約情報が抜き取られないように、高度なセキュリティシステム(PCI-DSSに完全準拠しているシステム)を構築する必要があり、大きな手間やコストが発生することも特徴的です。
クレジットカード会社ごとに締め日や入金日が異なる場合は、経理業務が複雑化し、業務上の負担がさらに大きくなることもデメリットといえるでしょう。
決済代行会社
直接契約のデメリットが気になる場合は、決済代行会社を利用してクレジットカード決済を導入する方法もあります。決済代行会社とは、事業者と各クレジットカード会社の間を仲介し、契約や商品決済、売上金・入金の管理などの手続きを一本化してくれる機関のことです。
複数のクレジットカードを導入する場合でも、事業者は書類を1セット準備するだけでよいことに加え、申請手続き自体を代行してもらえます。また、加盟店審査をクリアするためのアドバイスを受けられるため、クレジットカード決済を導入しやすくなる効果も期待できます。
さらに、複数のクレジットカード会社と契約する場合でも、決済代行会社が1つに統一した管理システムを提供してくれるため、各社の仕様の違いに戸惑うことがありません。
決済代行会社を使うメリット、選ぶ基準

決済代行会社を使うメリットとして、店頭でクレジットカードを利用できるようになるまでの手間が大幅に楽になる点が挙げられます。
決済代行会社を利用しない場合、VISAカードに対応するためにVISAと取引し、JCBカードに対応するためにJCBと取引するといったように、個別でやり取りする時間や手間が発生してしまいます。
しかし決済代行会社を利用すれば、複数のクレジットカードブランドで必要な審査や契約を1度で済ませられるため、手続きの負担を大幅に軽減できるのです。また、決済代行会社には、売上・入金管理を事業者の代わりに行ってくれるメリットもあります。
決済代行業者は、各社でサービス内容などの特徴が異なるため、以下の基準を参考にして選ぶとよいでしょう。
<決済代行業者を選ぶ基準>
- 経済産業省への登録業者であること
- 決済代行サービスの利用料金
- 取り扱い決済方法(サービス)の種類
- セキュリティ体制とシステムの安全性 (PCI-DSSに完全準拠していること。)
- 信用度と社歴
幅広い事業者に対応できる、弊社「SUIクレジットサービス」などの海外系の決済代行会社であれば、他社で導入できなかった業種でも審査を通過できる可能性が高まりますよ。
まとめ
今回はクレジットカード決済を導入したいのに審査が通らない個人事業主様に向けて、加盟店審査の内容や準備方法、決済代行会社を使うメリットについて解説してきました。
クレジットカード決済に対応するためには「加盟店審査」をクリアする必要があるため、導入すること自体を諦めかけている事業者様も多いでしょう。決済代行会社を利用すれば、クレジットカード決済を導入する際の審査や手続きの負担を大幅に軽減できます。
また、弊社の決済代行システム「SUIクレジットサービス」であれば、審査が最短1日で完了するうえ、ほかの決済代行業者だと断られたり、申込みができなかったりした事業者様でも幅広く対応することが可能です。他社で加盟店審査を通過できずに悩まれている事業者様は、弊社の決済代行システム「SUIクレジットサービス」を利用して、クレジットカード決済の導入を検討してみてください。